ドイツで迎える老後:介護ホーム
ドイツには介護を必要とする高齢者のための幾つかの居住形態があります。
・ 住み慣れた自宅に住み訪問介護を受ける形
・ 生活する上で必要な基礎的な援助だけを受ける高齢者用住宅
(必要な時は介護人が外部から来てくれる。介護レベルが進めば介護ホームへ移ることが多い)
・ 食事、掃除などサービスの種類が多い高齢者住宅
(介護レベルが上がれば同じ運営母体の介護棟へ移ることが多い)
・ 仲の良い数人で暮らす高齢者住宅
在ドイツ日本国大使館が、DeJak-友の会に調査を依頼してまとめられた
「ドイツ連邦共通の介護システムについての基礎知識」より改変引用
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総合的な介護サービスを提供している事業体の例
ベルリンの「プロクランド」について
- ● ProCurand GmbH(以下、プロクランド)はドイツの首都ベルリンを基点にドイツ国内28カ所で、介護ホーム、デイケア、訪問介護など各種の高品質な介護サービスを担っている非営利の会社法人です。全職員数は約2,000名にもなります。
- ● プロクランドは1999年に片上-タイス雅子氏とご主人のアドルフ・タイス教授(チュービンゲン大学元学長)によって設立されました。プロクランドのシンボルマークは日本の「銀杏」です。これは「信頼」「粘り強さ」「誠実さ」を表現しています。
プロクランドGmbHのホームページ(ドイツ語)
- ● また、タイスご夫妻は2010年に非営利基金であるProCurand Stiftung(プロクランド公益財団法人)を設立し、プロクランドに暮らす長期居住者が経済的に困窮した場合、同じ環境のもとでの生活を維持できるようにとの支援も行っています。片上-タイス氏が財団法人の役員として高齢者の支援に関するプロジェクトに関わっています。
プロクランド公益財団法人のホームページ(ドイツ語)
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